(0.156以降の)現在までのバージョンでは、試験あたりの受験者数は4,095人まで、試験あたりの(受験者ごとの)ページ数は63ページまでに限定されています(これらのデフォルト値は変更可能です。バイナリコード参照)。
設問ごとの選択肢数は199個までに限定されています(このデフォルト値は変更できません)。
LaTeX自体の限界でコンパイルができないことがあり、例えば、「No room for a new \toks」というエラーが出ます。この場合、\usepackage{etex}
コマンドによりetexパッケージを試してみてください。
問題が出ることは多くはありませんが、あるプロジェクトを実施している間(試験問題用紙を印刷してから採点して成績をつけ終わるまでの期間)はプログラムのバージョンを変更しないことをお勧めします。何らかのプロジェクトを実施している最中に適用してしまうと、AMCの正常な動作に干渉してしまうような修正がいくつかあります。
バージョン0.155以前のAMCでコンパイル・印刷を行った後、バージョン0.156以降でそのプロジェクトを扱う場合、LaTeXファイルのautomultiplechoiceパッケージを読み込んでいる部分で、次のようにversionA
オプションを付けてください。
\usepackage[box,completemulti,versionA]{automultiplechoice}
バージョン0.262以降、チェックボックスの描画が若干大きくなりました。このせいで試験問題用紙のレイアウトが変わってしまう可能性があります。
バージョン0.267以降、A4版の試験問題用紙を作成したい場合は、LaTeXファイルで次のように明示的に指定する必要があります。
\documentclass[a4paper]{article}
バージョン0.394以降、graphicxパッケージが必要な場合は明示的にロードする必要があります(それより前のバージョンでは、AMCによってロードされていました)。
LaTeXの\AMCcodeコマンドはバージョン0.5.18で書き直されました。これによってより堅牢になり設定を柔軟に変更しやすくなりましたが、旧バージョン用に書かれたLaTeXのソースで同じレイアウトを得るためには修正する必要があります。
バージョン1.1.0より、AMCの全データは多数のXMLファイルではなくSQLiteデータベースに格納されます。プロジェクトを最初に開いたときに、古いXMLファイルが新しい形式に変換されます。
debian、Ubuntuあるいはその派生OSでは、debian公式リポジトリとubuntu AMCリポジトリを用いることができます。Mandriva、openSUSE、Fedoraでは、ビルド済のRPMパッケージを用いることができます。インストール手順はAMCウェブサイトで説明されています。
ソースコードのアーカイブは、プロジェクトのダウンロードエリアでダウンロードでき、その場合は端末上で次のコマンドを使ってください。
tar xvzf auto-multiple-choice_xxxx_dist.tar.gz cd auto-multiple-choice-xxx make sudo make install