名前

auto-multiple-choice-mailing — 採点記入済答案のPDFを受験者にメールする

概要

auto-multiple-choice mailing [--xmlargs args.xml] --project project-dir --students-list students-list.csv [--list-encoding encoding] --email-column col --sender sender-email --subject subject --text email-body [--text-content-type content-type] [--debug file.log] [transport arguments...]

解説

auto-multiple-choice mailingコマンドは、採点記入済答案のPDFを受験者にメールで送付します。メールアドレスは受験者名簿ファイルから取り出されます。

--project project-dir

プロジェクトディレクトリを指定します。

--students-list students-list.csv

受験者名簿ファイル名を設定します。

--list-encoding encoding

students-list.csvのエンコーディング(デフォルトはutf-8)を選択します。

--email-column col

受験者名簿ファイル内で、受験者のメールアドレスに該当するカラム名を設定します。

--sender sender-email

差出人アドレスを設定します。

--cc cc-email-address

Ccアドレスを設定します。

--bcc bcc-email-address

Bccアドレスを設定します。

--subject subject

送付するメールの件名を設定します。

--text email-body

送付するメールの本文を設定します。

--text-content-type content-type

メール本文のcontent-typeを設定します。content-typeは、text/plaintext/htmlです。

--attach filename

送付する各メールにファイルfilenameを添付します。このオプションを複数回使用すれば、複数のファイルを添付できます。

--transport transport

転送方法を設定します。有効なtransportは、sendmailSMTPのいずれかです。

--debug file.log

デバッグ情報を記録するファイルを指定します。

--delay time

各送信間にtime秒の遅延を設定します。

転送方法別の引数

transport引数の値により、以下の引数が追加されます:

sendmail転送

--sendmail-path path

sendmailコマンドのパス(デフォルトは/usr/sbin/sendmail)を設定します。

SMTP転送

--smtp-host host

SMTPホスト名(デフォルトはsmtp)を設定します。

--smtp-port port

使用するポート(デフォルト値は25)を設定します。

--smtp-ssl mode

SMTP接続のセキュリティモードを設定します。modeオプションはsslstarttls0(暗号なし)のいずれかです。

--smtp-user user

SMTP認証のためのユーザ名を設定します。

--smtp-passwd-file file

SMTP認証のためのパスワードを(1行目に)含んだファイルのパスを指定します。

XMLファイルによる引数

エンコーディング問題を避けるため、XMLファイルに引数を置いて、--xmlargs file.xmlをコマンドの最初の引数とすることができます。そのようなファイルの例を示します:

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<arguments>
  <arg>--sender</arg><arg>Bienvenue &lt;paamc@passoire.fr&gt;</arg>
  <arg>--text</arg><arg>Voilà votre copie corrigée</arg>
  <arg>--subject</arg><arg>QCM</arg>
</arguments>