名前

auto-multiple-choice-prepare — LaTeXソースファイルから作業文書を作成する

概要

auto-multiple-choice prepare --mode s --prefix project-dir mcq-source-file

auto-multiple-choice prepare --mode b --data project-data-dir mcq-source-file

解説

auto-multiple-choice prepareコマンドは、選択式試験問題を記述したソースファイルから作業文書を生成します。抽出される情報は--mode引数の値によります。どちらのモードでもソースファイル名は引数として指定しなければなりません。

  • --mode sを用いると、auto-multiple-choice prepareは、試験問題ファイル(印刷して受験者に配布する試験問題用紙)、模範解答ファイル(正解をマークした答案用紙1部)、位置情報ファイル(ページ上のボックスの位置に関する情報を含んだファイル)を作成します。以下の引数が使用可能です:

    --out-sujet subject.pdf

    作成する試験問題ファイル名を設定します。

    --out-corrige corrected.pdf

    作成する模範解答ファイル名を設定します。

    --out-calage calage.xy

    作成する位置情報ファイル名を設定します。

    --prefix directory

    上の三つのオプションで使用されていないものがあるときは、このディレクトリが必要になります。そしてそれらのデフォルト値はdirectory/sujet.pdfdirectory/corrige.pdfdirectory/calage.xyとなります。

  • --mode bを用いると、auto-multiple-choice prepareは、ソースファイルから採点基準を抽出します。このモードでは、--dataオプション(下記参照)を使用しなければなりません。

以下のオプション引数はどのモードでも使用できます:

--with latex-engine

使用するLaTeXエンジン(コマンド)を指定します。latex-engineは例えばpdflatexxelatexとなります。

--filter filter

選択式試験問題のソースファイルをLaTeXファイルに変換するフィルター名を設定します。組込みのフィルターはlatex(何も変換しない)とplain(AMC-TXTソース)です。

--filtered-source mcq-latex-file

指定したフィルターを用いてソースファイルから作成するLaTeXファイル名を指定します。省略した場合、mcq-source-file_filtered.texを付け足して得られたファイル名が使用されます。

--n-copies n

生成する試験問題の部数を設定し、LaTeXソースファイル(\onecopyの最初の引数)で指定した部数を上書きします。

--debug file.log

デバッグ情報を記録するファイルを指定します。

--epoch EPOCH

日付(1970年1月1日以降の秒数)を指定して、PDFを何度生成しても同一結果になるようにします。

--data project-data-dir

SQLiteデータファイルを格納するディレクトリを設定します。