12.2.1. 導入

この文書では、Groongaドキュメントの執筆・生成・管理の方法について説明します。

12.2.1.1. 必要なソフトウェアのインストール

Groongaはドキュメントツールとして Sphinx を使います。

以下はSphinxをインストールするコマンドラインです。

Debian GNU/Linux, Ubuntu:

% sudo apt-get install -V -y python-sphinx

CentOS, Fedora:

% sudo yum install -y python-pip
% sudo pip install sphinx

OS X:

% brew install python
% brew install gettext
% export PATH=`brew --prefix gettext`/bin:$PATH
% pip install sphinx

プラットフォームに存在するPythonのバージョンが古すぎる場合は、Python 2.7のより新しいバージョンを手動でインストールする必要があります。例えば、 pyenv を使ったインストール手順は以下の通りです:

% pyenv install 2.7.11
% pyenv global 2.7.11
% pip install sphinx

12.2.1.2. configure--enable-document 付きで実行

Groonga は、デフォルトではドキュメントの生成を無効化しています。 configure--enable-document オプションを追加して明示的に有効にする必要があります。:

% ./configure --enable-document

これで、 Groonga ドキュメントをビルドする準備が出来ました。

12.2.1.3. HTMLファイルを生成

以下のコマンドでHTMLファイルを生成できます。:

% make -C doc html

生成されたHTMLドキュメントは doc/locale/ja/html/ にあります。

12.2.1.4. 更新

ドキュメントのソースは doc/source/ にあります。ソースは英語で書かれているはずです。ドキュメントの翻訳方法については、 国際化 をご覧ください。

既に存在するドキュメントのファイルを更新すると、翻訳対象のファイルを更新できます。

新規ファイル追加・ファイル位置変更・ファイル削除の後は、ファイル一覧を更新する必要があります。以下のコマンドでファイル一覧を更新できます。:

% make -C doc update-files

このコマンドは doc/files.am を更新します。